『数字を使えば訴求力が高くなる』
これは正解です。
しかし、せっかく数字を使っているのに
書き方が残念!ということがあります。
今回は、セールスレターで数字を使う時の
書き方NG表現と、理想的な書き方をご紹介します。
数字を使う意味
セールスレターで数字を使うというのは
具体的にこのようなことです。
「施術人数のべ4万人」
「東大合格者の3人に1人が使う参考書」
「満足度96.7%」
「これまでの受講生は4500人を超える」
などなど、例をあげるとキリがありません。
ホームページ、ランディングページ、チラシはもちろん、
プロフィール、名刺、セールストーク、
とにかく、ありとあらゆる場面で数字テクニックは
使えます。
数字を使うとなぜ良いのでしょう。
数字を使え!といわれるのはなぜなのでしょう。
この根本的な理屈を知っていないと
NG表現で書いてしまうという落とし穴にはまってしまいます。
数字を使う意味とは…
スゴさを具体的に伝えられるから
です。
先ほど書いた例が、もし次のような表現だったらどうでしょうか。
「たくさんの方を施術してきました」
「東大合格者の多くが使う参考書」
「参加したほとんどの方が“満足”と答えた講座」
「数えきれない受講生を輩出」
とても漠然としていて、曖昧ですよね?
スゴいのがどうかがわかりません。
ターゲットにスゴさを伝えて、
興味をもってもらって、
信頼してもらって、
買ってもらうことが
セールスレターの役目です。
なのに、漠然とした文章だと
全くスゴさが伝わりません。
だから、数字を使うのです。
数字のNG表現とは
数字を使う意味を理解できたら、次は書き方です。
セールスコピーライティングを習得していない人によく見られる
NG表現があります。
それが、
「以上、以下、約」を使うこと。
せっかく数字を使えているのに、
「約5000人」とか「100回以上開催」と書いていることがあります。
「以上、以下、約」を使うと、数字が“ザックリ”になります。
ザックリ書くことがなぜ不適切かというと、
・信ぴょう性が低くなる
・メッセージがぼんやりする
・イメージしにくい
・ぼやけた印象
となり、スゴさが伝わらなくなってしまうからなのです。
メッセージは具体的であればあるほど
理解されます。
なので、極力「以上、以下、約」は使わずに
具体的な数字で書くようにしてください。
数字はザックリとリアルの中間で書くのが正解
では逆に、
「これまで3万7869人に施術してきました」
「累計売上5216万円」
「4527人の受講生」
と、リアルな数字を出すのがいいのかというと、
ここまで細かい情報は、ターゲットは求めていません。
3万7869人ならば、「3万7800人」
5216万円ならば、「5200万円」
4527人ならば、「4500人」
これくらいの書き方がオススメです。
数字の書き方は
“ザックリ過ぎず、細か過ぎず”が正解です。
もちろん、時と場合によっては
リアルな細かい数字を出すべきときもあります。
パーセント(%)の数字などは、小数点第1位まで
出した方がいいですし、
自分の成果を伝えるとき
「私は3ヶ月でフォロワーが12564人になりました」
と伝えた方がリアリティがあって効果的な場合もあります。
とにかく、「以上、以下、約」を使って書いて
曖昧にすることだけは避けましょう。
まとめ
数字はザックリではなくて、具体的に書かないと
数字の役目を果たしません。
また、プロフィールなど文字数制限がある場合
「以上、以下、約」を使ってしまうと
メッセージがぼやけるという弊害だけにとどまらず
文字数の浪費にもなります。
ほとんどの人が無意識に「以上、以下、約」を
使っていると思います。
したがって、書く時や推敲する時に、
「本当にこの書き方でいいのかな?」と
意識することが大切です。
ちょっとしたことですが、
このような細かい部分にまで気をつけられるかどうかで
文章のメッセージの強さが左右されます。
ぜひ、数字を書く時は
「以上、以下、約」は使わない!
と覚えておいてくださいね。