脱サラして起業したり、副業をはじめたら
どうしても必要になる名刺。
名刺交換より先にFacebookでお友だちになることもあるので、
名刺が登場するシーンは減ってきていると思います。
とはいえ、やはり必要。
企業や自治体と仕事をするときは絶対必要。
「わたし、名刺ないんですぅ(;^v^)」は通用しません。
じゃあ、作らなきゃ!
と思うものの、何から手をつけたらいいのかわからない。
こういう人、とても多いですね。
なぜなら、今までは会社で決まったデザインがあって、
できあがった名刺を総務の人が持ってきてくれるから。
作る工程も、印刷の発注の仕方も、値段の相場もわからない。
だから、自分で作るとなると、どうすればいいのかわからないんですよね。
そんな人が盲目的にやってしまう、大きなミスがあります!
今回は、名刺を作るときにやってしまう痛恨のミスと、ミスを避けるための超重要な考え方をご紹介します。
知らず知らずのうちにやってしまう痛恨のミスとは
ひとりでビジネスをしていると、
基本的に、全てを自分で決めていかなければなりません。
会社組織なら、いろんな人がいろんなことを言うので
他の人の意見も参考にしつつ進めていくという環境があります。
しかしながら、ひとりビジネスの場合
他の人に意見を求めるのは、
かなり意識しないとできないことです。
すると、どうしても、自分本位になりがち。
これが名刺づくりで裏目に出ます。
名刺づくりでやってしまう痛恨のミスとは、
「自分の好みやその時の気分でつくること」なんです。
特に女性は、好みや気分で作ってしまいがち。
「オレンジ色、いいかも~♪」
「バラの模様、入れてみよう」
「この書体、かわいいーーー」
ハッキリ言って、
ビジネスセンスの欠如です。。。
これは名刺に限ったことではありません。
HPにしても、ランディングページにしても、チラシにしても、
自分本位で作ってはいけません。
もちろん、商品そのものも。
ビジネスの鉄則は、「お客さま目線」じゃないですか!
もし、名刺を仕事につなげたいならば
自分の好きなデザイン、好きな色、好きな装飾、好きな書体なんて
排除してください。
自分の好みなんてどーでもいいんです。
大事なのは、ターゲットがどう思うかです。
ターゲットから見て好感が持てるデザインであること
ターゲットから見て好感が持てる色であること
ターゲットから見て読みやすい書体であること
ターゲットが「信頼・信用」を感じてくれるかどうか
これが重要なのです。
ターゲットが、違和感や抵抗を感じることなく、あなたの名刺をガン見してくれることを目指さなければなりません。
そのためには、
デザインも、色も、書体も、文章のテイストも、ターゲットに寄せてつくりましょう。
痛恨のミスとは、自分の好みでつくること。
あなたの好みなんて、ターゲットには関係のないことです。
だから、好み、エゴ、その時の気分は封印せよ!なのです。
名刺に書く言葉や文章も自分本位になっていないか
自分の好みを封印せよ!とは、デザインだけに及びません。
記載する言葉や文章も同じことが言えます。
同業者の間でよく使う表現や、当たり前に使う表現を使うこともNGです。
例えば、スピリチュアルセッションやコーチングセッションを提供している方は
「潜在意識を目覚めさせて」「自分を好きと言える自分」「引き寄せ」といった
概念的、抽象的な言葉を使う傾向があります。
たしかに、掴みどころのない業界なので、どうしても次元の高い表現に偏ってしまいがち。
それに、抽象度の高い文章って書きやすいんです。
でも、ターゲットから見れば、わかるようでわからない“ぼんやりワード”のオンパレード!
自分にとっては当たり前の表現でも、ターゲットにとっては意味不明の表現であるということを自覚してくださいね。
本当に伝えたいのならば、自分基準で文章を書いてはダメなのです。
まとめ
名刺を営業ツールにするならば、自分の好みは封印しましょう。
そして、色も、書体も、文章も、ターゲットに寄せて考えます。
「なんとなくオレンジ色にした」ではなく、
「ターゲットは暖色系が好きだし、太陽のような印象を与えたいからオレンジ色にした」と、理由をもたせてください。
私も、自分が好きな色はサーモンピンクですが、与えたい印象や、ターゲットからのウケを考えて、青と緑の中間色にしています。
痛恨のミスを避けるための大切な考え方は、「ターゲット目線」!
ぜひ、名刺づくりの参考にしてくださいね。