ターゲットを絞りこめない。
ターゲットを絞りこむって、
ほかのお客さまを切り捨てる感じがして勇気がない。
ひとりじゃ難しくてペルソナが設定できない。
これって、起業した人なら、
一度は感じたことがある感情ではないでしょうか。
内心は、
ターゲットをはっきりさせた方が
いいんだよね、きっと…
でも、切り捨てるなんてもったいないし…
マーケティングとか小難しくて考えたくない…
と思いつつ、うやむやにしたまま月日は流れ…。
そういう女性起業家さん、いらっしゃると思います。
今回は、マーケティングオンチさんでも
ターゲティングを気楽に考えられる
ゆる~い理論をご紹介します!
絶対に絞り込まなきゃいけないのか
マーケティングではターゲットを絞りこむことが
大前提となっています。
ターゲットを絞りこむとは、
理想のお客さまを明確にするということ。
これを、ペルソナ設定といいます。
ターゲットの悩みを解決したり
願望を満たすモノやコトが商品でありビジネスなので
そもそもターゲットが不在だと
お話にならん!というわけですね。
私にも「まさみさん」というペルソナがいます。
このブログも、
まさみさんに「ためになったよ~」って
言ってもらえるように書こう!と思いながら書いています。
ターゲットが明確じゃないと
商品設計もズレたものになるし
商品を売るための文章もボンヤリしてしまいます。
とは言え、
理論・理屈は頭で理解できても、
絞りこめない!という人は多いはず。
私が見る限り、
特に女性はその傾向が強い…。
女性は感情が優先することが多く、
「私のスキルは赤ちゃんから年配の方まで、
たくさんの人のケアができるんです!
だから大勢の人に届けたいんです!」
という思考が強いのです。
事実、幅広い方をケアできるスキルなんでしょう。
それ自体はすばらしいことです。
ただ
サービスメニューをつくる
料金を決める
HPをつくる
という場合、子ども向けと年配の方向けでは
その内容は全然違うものになるのは容易に想像できますよね。
すべての人に向けた商品やキャッチコピーをつくるのは
そもそも無理なのです。
だけど、感情の割り切りができず
汎用性の高い商品やキャッチコピーにしてしまって
結果、すべてがボンヤリになってしまう。。。
そして、
「ターゲットを絞りこむと
その他のお客さまを
取り逃がしてしまいそうでイヤだ」
というのが、お決まりのコメントです。
わからなくはないのですが、
やっぱりボンヤリは良くない。
ゆる~く考えてみたら?
「ターゲットをひとりにするのは
難しいですか?」
「はい。。。」
そこで私は、
こんなふうにお伝えするようにしています。
ターゲットにランキングをつけてください。
第1位の人がペルソナになる人です。
第2位、第3位の人もふつうに来ます。
ランキング圏外じゃない限り受け入れたらいいです。
バッサリ切り捨てるなんてしなくてOK。
こう言うと、十中八九
「あ~♡それならできる~♪♪♪」
と、みなさんテンションが急上昇します。
人は、
あれはダメ
これはダメ
こうするべき
こうしなきゃダメ
と言われると、閉塞感を感じて
思考が停止したり、気持ちが萎えたりしますよね。
ビジネスなんだから
マーケティング理論で考えて
ターゲットは絞りこまなきゃダメ
という一択だと
感情を大切にする女性は
「あー もぉ ヤだ ムズい」と
進化や成長が鈍化してしまうように思います。
そんな状態に陥るくらいなら
おおらかに考えて
理想のお客さま第1位の人を決めよう~!
の方が気が楽で、前向きにペルソナ設定が
できると思いませんか?
実はこれ、
大ベテランの先輩女性ライターさんから
教えていただいた考え方です。
女性ならではの柔らかい視点で表現した
ターゲティングの考え方。
これなら受け入れられそうでしょ?
「理想のお客さまランキング」を
考えたら、それは自然と
ターゲットを具体的に描いていることになります。
そして、第1位の人がペルソナです。
第1位の人にむけて
商品やサービスを改善していったり
HPの文章をつくったり
パンフレットをつくったりしてください。
きっと、今までよりずっと
商品設計やキャッチコピーづくりが
楽になりますよ!