どうすれば伝わる文章が書けるのか?情報発信に欠かせない重要な考え方

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セールスコピーライティングは商売繁盛には不可欠なスキルです。

単に自分の書きたいことを、自分の書きたいように書いていては、読む人の心を掴むことはできません。

ビジネスをしていく上で情報発信は欠かせませんよね。
自分の理想のお客さまに興味をもってもらい、ファンになってもらう。そのためには、自分本位の情報発信をしていてはダメなのです。

人の心を掴む文章の書き方。それが、セールスコピーライティングなのです。

私は地方都市に暮らし、地元の男性経営者さんとお話することが多いのですが、ほとんどの方がセールスコピーライティングのことを知りません。

なので私は、地元でセールスコピーの考え方を広める!という信念をもって活動しています。まるで、布教活動みたい。

もちろん、言語化が苦手な全国の女性起業家さんにもセールスコピーのことを教えますし、自分の想いを自力で言葉に落とし込める力のつけ方を示していきたいと思っています。

その一環として、こうしてブログで商売繁盛のための文章術を伝えています。

今回は、セールスコピーライティングのキモである“ベネフィットライティング”についてお伝えしたいと思います。

このベネフィットライティングの考え方を身につけるだけでも、文章の訴求力が一気に高まりますよ!

 

取扱説明書になっていませんか?

 

ベネフィットライティングなんて、小難しい用語、覚えられないよ!
という方もいるでしょうね。

ベネフィットとは、直訳だと「利益」「役に立つ」「ためになる」という意味です。
マーケティングにおいては「顧客が得られる利益」と言い換えられます。

とは言え、マーケティングと聞くだけで「わかんなーい」と拒絶反応が出る女性も多いので、ベネフィットライティングという用語を覚えましょうとは、あえて申しません。
覚えなくていいです。(笑)

ただ、これから書いていく考え方だけは覚えておいてくださいね!

あなたが自分のビジネスのスゴさや魅力をしっかり伝えたいなら、説明書きだけで終わってはいけません。
説明書き=サービスや機能の内容を書いただけ

 

例えば、zoomで○○コンサルを提供している場合なら、

「1回60分のコンサルはzoomで行っています」

と書いているのは、説明書きに終始していると言えます。

コンサルをどのようなスタイルでやるのかを単に説明しているだけですよね。
これでは、このサービスの真価が伝わりきっていません。

ではこれを、ベネフィットライティングで書くとどうなるでしょうか。

 

「コンサルはzoomで行いますので
遠方の方でも気軽にお申し込みいただけます。
オフィスに来ていただく時間や交通費もかかりませんし、
1時間の隙間時間があればOKなので時間を有効的に使えます!
手軽にお悩みを解決して、夢の実現に一歩近づきましょう!!」

という書き方になります。

つまり、スペック(仕様)ではなく、そこからもたらされるハッピーを文字にして書くということなんです。

家電製品の取扱説明書は、スペック(仕様)が列挙されています。
サイズ、重さ、消費電力、火力、吸引力、コードの長さ、機能、起動時間などなど。

このような項目を見て、わくわくしますか??

家電マニアな人なら「おぉーーー 〇ワットかーーー テンション上がるーー」と思うかもしれませんが、普通はわくわくしません。
なぜなら、そのスゴさ、価値がわからないから。

だから、〇ワットだからこそもたらされるハッピーを、わざわざ文字にして教えてあげないといけないんです。
「〇ワットだから、カチコチの冷凍お肉も、20秒で解凍できます!
料理の時間を大幅カット♪あっという間に一品できちゃう!」

という感じです。

本当は、もう一歩先に踏み込んで、

「だからソファでゆったり自分時間が増えますよ」まで言ってあげると、読む人は妄想し、「自分ひとりの時間が増えるんだ~♡この家電欲しいな~♡」という気分になります。

あなたのホームページ、SNSの投稿、商品の通販ページはどうでしょうか?

もちろん、スペック(仕様)の情報を明記することも大切です。選ぶ基準の大切な要素であることには変わりありませんから。
でも、それだけに終始していませんでしょうか?

読む人は、察しないし、連想しないし、行間も汲み取ってくれません。
書いてあげないと、伝わらないのです。

近い未来のハッピーやルンルンを、具体的に文字に書いて教えてあげること。
これが、ベネフィットライティングです。

 

ベネフィットライティング脳にするためのトレーニング

消費者として、世の中にあふれる商品やサービスに対して無意識にこんなふうに考えていませんか?

「で、結局、何がどういいの?」

これって、あなたの理想のお客さまも、あなたのサービスに対して同じことを思っています。
「で、結局、あなたにコーチングをお願いしたら、私はどうなれるの?」
「で、結局、あなたにデザインをお願いしたら、どんないいコトがあるの?」

つまるところ、人は自分の利益になることを先に知りたいわけで…。

商品、サービスを提供する側としては、こんな機能があって、こんな想いで作って、こんなに学んで、こんな素材を使って…と力説し、理解と共感を得た上で買ってもらいたいと思うのですが、お客さまにとっては、そんなのは二の次。

知りたいのは、「自分にとってどういいのか」です。

提供する側とお客さま側の気持ちの温度差があるということをわかっていないと、ズレた情報発信になっちゃうんです。

かなし~ぃ。でもこれが現実~。

というわけで、情報発信する以上は「どんなハッピーがもたらされるか」を書く視点を養う必要があります。

これは、日々のトレーニングです。
実際、私もトレーニングしています。
そのトレーニングとは、自問自答 です。

 

合言葉は
「で?」
「だから?」
「つまり?」
です。

例えば、私の場合で言うとこんな感じ。

お客さまはチラシを作りたいけど、文言もデザインもどうすればいいか迷走中の女性起業家さん。
女性起業家さんにとってのベネフィットまでたどり着くまでの私の頭の中です。

石川:デザイン会社での企画立案、執筆、デザイン監修の経験がある。

自問自答:「だから?」

石川:コンテンツをゼロから考えて、デザイナーと連携しながら制作することができる。

自問自答:「で?」

石川:セールスコピーはもちろん、デザインのアドバイスもできる。
必要なら、デザイナーさんも紹介できる。女性起業家さんにとっては安心で楽チン。

自問自答:「つまり?」

「文章だけでなくデザインの相談もできて安心♪売上アップにつながるツール作りが楽になる♪」
という、女性起業家さんにとってのベネフィットにたどり着く!!

「だから、ビジネスの成功が近づくよーーー!」
というハッピーな未来を示す。

 

いかがでしょうか?

「それはお客さまにとってどういいのか?」をとことん突き詰めて、「もうこれ以上突き詰められないよー」というレベルまで突き詰めます。

冷酷なまでに「で?」「だから何さ?」を言うんです。

これは意識してクセづけないとできません。

私も最初はできませんでした。「だから何?」って付箋に書いて、パソコンに貼っていました。
今でもまだまだ考えが浅いな~と凹むことがあります。こればかりは強制的に自問自答しないとできません。

伝わる文章を書けるようになりたい方はぜひ、
見える所に「だからどういいの?」を書いて貼りましょう!(笑)
ひとりよがりの文章へ暴走するのをストップさせる対策をとってくださいね!

 

さいごに

今回ご紹介したベネフィットライティングは、セールスコピーライティングの基本中の基本です。

ベネフィットライティングするためにはもちろん、理想のお客さま(ターゲット)が明確じゃないとできません。

こうして長々と書いていますが、今私の頭の中にいるのは、たった一人のターゲットです。名前もあります。そのターゲットに向けて書いています。「知りたかったことだったから、ためになったよ!」と言ってもらえるようにね。

ターゲットの心に刺さらない文章って、簡単に言えば、ターゲットにとってのいいコトが見えてこない文章だと思います。

文章の美しさとか、表現方法とか、そういった表面的なことに捕らわれがちですが、自分のビジネスを伝える時の文章の本質って、もっと深いところに重点があります。

「私はあなたにこんなハッピーを与えることができますよ」と平易な言葉で書いてあげる。これが本質だと思います。
あ、私が与えられるハッピーは、
想いはあるのに言葉にできず足踏みしている女性起業家さんに
売れっ子になるための必須アイテムである言葉のツールを、一緒に並走して創り出す!
どう書けばいいかわからないという日々にサヨナラ!
ビジネスがスイスイ進む!
です。

ぜひあなたも、説明書きを卒業して、そこから生まれるハッピーを文字にしてみてください!

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