ビジネスをするならば
メルマガ配信したり、ブログ書いたり、
FacebookやInstagramで情報発信しなきゃいけません。
“文章を書く”という作業は避けて通れないのが実情ですね。
しかし、女性の起業家さんの多くは
「文章書くの苦手です」
「文章書くの嫌いです」
「いい言葉が思いつかない」
「なに書いたらいいのかわからない」
とおっしゃいます。
特に「キャッチコピーが思いつかない」というお悩みはよく聞きます。
そこで今回は、
キャッチコピーの作り方!じゃなくて、
キャッチコピー作りの前に知っておくべきことについてご紹介します。
「作り方の公式をさっさと教えてくれたらいいのに!」と思ったなら
本屋さんに行って「キャッチコピーの法則」系の本を買ってください!
言葉や表現の小手先テクニックがいくらでも載っていますよ。
でも、小手先テクニックの本を買ったとしても
書けない人がほとんどです。
なぜなのでしょう。
もし、キャッチコピーの作り方の本を買ったものの
完成に至らなかった経験があるなら、最後まで読んでみてください。
キャッチコピーが作れなかった理由と対策がわかりますよ!
キャッチコピーづくりに挫折する理由
①文才がない
本で勉強しても、文章講座に行っても、書けない人はいます。
こういう方は、苦労してひねり出しても意味不明なキャッチコピーになります。
潔くプロに依頼しましょう。
②ひらめきに頼っている
言葉や文章の中でも特にキャッチコピーは、「天から言葉が降ってくる」
というイメージを持っている方がいますが、それは違います。
かっこよくて、きれいで、キラキラしてて、インパクトのある言葉と言葉の組み合わせで
短いフレーズを作ると思ったら大間違い!
3C分析、ポジショニング、泥臭いリサーチなどをして、紡ぎだすのがキャッチコピーです。
何もしない状態でひらめきに頼るのは、あきらめましょう。
ちなみに、ちゃんと泥臭い作業をしていると、ひらめきは起こります。
地道に準備していると突然チャンスが訪れますよね。
準備していない人にはチャンスは訪れません。
これと同じ原理です。
③コンセプトがない
キャッチコピーはコンセプトから生まれます。
キャッチコピーがつくれないと悩む方は
「あなたのウリはなんですか?ライバルに負けない点はなんですか?コンセプトはなんですか?」
と尋ねても、即答できません。
コンセプトが曖昧なのに、キャッチコピーをつくろうとしているから無理があるのです。
それはまるで、空っぽの箱にオシャレなラッピングをして、
好きな人にプレゼントしようとしているようなものです。
キャッチコピーは、相手への約束です。
「ステキなラッピング(キャッチコピー)でしょ?もちろん中身も期待してくれてOKよ!」
というメッセージがキャッチコピーなんです。
本人ですら中身の贈り物の魅力がわかってないのに、
パッと見の体裁だけ整えても、それは違和感しか残りませんよね。
だから仮にキャッチコピーをつくったとしても「なんか違うのよね…」とモヤモヤし続けるわけです。
キャッチコピーを考える前にコンセプトをはっきりさせよう
キャッチコピーはコンセプトから生まれます。
「急がば回れ」ということわざがあるように、
まずは、コンセプトから考えるのが正解。
キャッチコピーは最終的に目に見えるものに過ぎず、
本質はコンセプトにあります。
例えるならば、
キャッチコピーはワインで
コンセプトはワインの原液であるぶどうジュース。
ぶどうジュースがおいしくないのに
おいしいワインはできません。
なので、おいしいワインをつくろうとするなら
おいしいぶどうジュースをつくらなければならないのです。
おいしいぶどうジュースはおいしいぶどうから生まれます。
ぶどうの房は、専門知識やスキル、経験値。
起業家はプロとして、ぶどうそのものの品質を高める努力をし続けるのは当然ですよね。
つまり、専門知識と技術を高めるために、
常に勉強したり、練習して、精度を高めるのです。
とはいえ、質の高いぶどうを育てるためには
やはり、健康な幹、豊かな土壌が大切。
幹や土壌はマインドです。
健康で豊かな心を育てるのはビジネスの基本。
つまり、土壌、幹→ぶどうの房→ぶどうジュース→ワインと、すべて繋がっていて、
最後に目に触れる、手に触れるのがキャッチコピーであり、HPであり、SNSであり、ブログやメルマガなんです。
確かに、今すぐキャッチコピーは欲しいかもしれません。
でも、まずはコンセプトを見つめなおすことが先決です。
キャッチコピーなんて、載せる媒体やコンテンツによって
表現は変わるものです。
本質であるコンセプトがしっかりできていれば
キャッチコピーのアレンジも簡単にできるのです。
多くの女性起業家さんは、表現の良し悪しに囚われがちですが
表現は最終段階であって、本質が整っていないと意味がありません。
キャッチコピーに悩む症状が続いているなら、
コンセプトや、その前段階のターゲティングやポジショニングを
見つめなおすべきですよ~というメッセージ。
ぜひ、 ご自身のビジネスの在り方を見直してみてくださいね!
まとめ
初めてお会いした方と名刺交換したら、立ち話で
「私、○○サロンやってるんですけど、つけるとしたらどんなキャッチコピーにしますか?」
「○○○○っていうキャッチコピー使ってるんですけど、どう思います?」
と、いきなり尋ねられることがあります。しかも、悪気もなく。
正直、その方のビジネスセンスを疑ってしまいますし、いい気分にはなりません。
どんな人がターゲットなのか、ライバル業者との違いはなにか、
オンリーワンのウリはなにか、どんなコンセプトなのか、どんな媒体で使うのか…
といった前提もわからないのに、キャッチコピーなんてできませんよ!
プロなので、安易に答えることもしたくありません。
キャッチコピーをつくるなら前段階が大事ということを知ったうえで、
ご自身が何につまづいているのかを冷静に分析してみてくださいね!