起業してビジネスを続けるために必要な4つの力

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起業はカンタンです。
 
でも、価値あるサービスを創って、利益を生んで経営を継続することは
そんなにカンタンではありません。
 
ビジネスをしていくうえで必要な力は何か?
というのは普遍的なテーマ。
 
資金力だ!
集客力だ!
商品力だ!
営業力だ!
マーケティング力だ!
 
よく耳にする言葉ですし、
理屈では「そうだよね。必要だよね」と理解してても
ざっくりしてて腑に落ちない…。
 
なので、ちょっとだけ次元を下げて考えると、
4つの力が必要であることが見えてきます。
 
今回は、ビジネスをし続けるために重要な4つの力についてお伝えします。

 

 

その1 商品づくりの力

 

自分がやりたいビジネスがあったとしても、
それを実際の「商品」や「サービス」に落とし込まないと
売ることはできません。
 
例えば、整理収納アドバイザーをやりたい場合、

・主婦を対象にして、自宅まで出向いて片付け方法を教える
・企業を対象にして、オフィスのレイアウトなどを監修する
・キッチン専門として特化する
・実際に片付け作業をするのか、指導だけか

などなど、立ち位置から考えなければなりません。

 
さらに、具体的なサービス内容や料金、ネーミングなども考えないと
「商品」になりません。
 
この時に大切になるのが、

・ターゲットは何を望んでいるのか
・どんな内容のサービスなら欲しいと思ってくれるか

という、ニーズを察知する力と、
それに合わせたサービス内容を考える力です。
 
自分のやりたいことを、自分のやりたいスタイルで商品化しても売れないということを理解できるか。
ターゲットの立場になった商品づくりができるか。
ターゲットの欲求を満たす、おもしろいアイデアを思つくか。
ターゲットが買いたくなりような魅せ方ができるか。
 
まずは、売り物がないと商売になりません。
ましてや、同業者と同じような商品ではターゲットの心は動きません。
 
商品がイマイチでもマーケティングのテクニックで売ることは可能ですが、
そういう薄っぺらいビジネスモデルは起業女性には不向き。
 
しかも今は「質」の時代です。
モノや情報が溢れすぎて飽和状態。
だからこそ、「やっぱ“質”が大事だよね」と原点回帰の風潮が強まっているのが今の社会です。
 
この「質」はもちろん、「ターゲットの喜びが大きいもの=上質」です。
まちがっても、商品提供側の自己満足度が高いものが上質ではありません。
 
自分の知識、技術、経験、感性を
ターゲットが喜ぶ商品に変換できるかどうか。
 
これが、商品づくりの力なのです。

 

 

その2 集客導線づくりの力

 

起業して間もなくブチ当たる壁が、集客です。
 
だから、集客を教える塾やセミナーがたくさんありますよね。
それだけ悩みが深く、ニーズがあるということの表れです。
 
SNSを使った集客がメインで、投稿の仕方とか、写真での魅せ方を勉強して実践するのですが、ここでモノを言うのが、ITスキルです。
 
Facebook、Instagram、LINE@、メルマガ、WordPress、YouTube、zoomなどを駆使して集客導線をつくる知識と技術とセンスが必要です。
 
どんなツールをどう使うか
使いこなせるか
 
ITオンチだとかなり深刻ですよね。
そもそも、Facebookのアカウントをつくるところから始めないといけない人もいます。
 
これはとにかく、集客塾で勉強したことを、パソコンやスマホでポチポチやってみないことには上達しません。
 
ITスキルは、ビジネスの成長スピードに直結するのです。
 

 

 

その3 言葉や文章で伝える力

 

商品づくりや集客導線の構築をしていると、切実な悩みとしてじわじわと浮上するのが、ライティングの力です。
 

商品づくりの過程では、
・商品サービスのコンセプト
・商品サービスのネーミング
・自分キャッチコピー
 

集客導線づくりでは、
・SNSへの投稿文
・ブログの文章
・メルマガやステップメールの文章
・HPの文章
・プロフィール

 
などなど、とにかくたくさん「書く」作業があることに気づくんです。
 
女性起業家の方の多くが
「文章書くの苦手なんです~」
「学校の国語の成績、2だったのに…」
「文章力なんて、私にはない」
「作文とか、大嫌いだった」
「なんて書けばいいのか、わからない」

と口を揃えたように言います。
 
好きなことで起業しよう♪とルンルンでやり始めたのに
まさか、まさか、ここへ来て、文章力で悩むことになろうとは!
ですよね。
 
売るためには、自分のビジネスがどんなもので、自分自身がどんな人間なのかを、わかりやすく伝えなければなりません。
 
資金が潤沢にあるのならプロのライターに外注することも可能ですが、実際は難しい。
となると、自分で書かなければダメなんですよね。
 
「文章力ないから、ムリ」
とか言ってる場合じゃないし。
 
しかも、自分の書きたいことを、自分の書きたいように書いていては売れません。
 
ターゲットが知りたいこと
ターゲットがおもしろがること
ターゲットのためになること
ターゲットが興味をもつこと
 
これらを、
わかりやすく
読みやすく
書かなければなりません。
 
ビジネスにおける、言葉や文章の威力は計り知れません。
 
想いや情熱があっても、言葉にできないと伝わらないし、
どんなに良い商品でも、人に伝わらないと意味がありません。
 
言語化能力はビジネスには欠かせません。
 

 

その4 心と思考を整える力

 

経営者は孤独である。
 
このフレーズはよく耳にしますが、起業するとすぐにその意味を体感します。
 
自分のメンタルや、マインドのレベルをありありと感じるのです。
 
人にどう思われるか気になる
この値段だと高すぎるかなあ…
変なお客さまが来たらどうしよう
みんな成功しててすごい…それに比べて私は。。。
私のビジネスは、果たしてこれでいいのか…
なかなか行動に移せない
何がしたいのか、わからなくなってきた
なんか…疲れちゃった…
 
相談相手がいなかったりして、一人で抱え込むこともありますよね。
日々こんな悩みと向き合って、乗り越えていくのが起業家の定め。
 
自分の精神力が試される時です。
 
誰かに相談して不安が軽くなることもあれば、
自分の心の持ちよう次第のこともあり、
数学の方程式のように解が得られるものでもありません。
 
潜在意識を書き換えて 云々
心のブロックをはずそう 云々
自分を信じろ
セルフイメージを上げる
瞑想しよう
神社にお参り
 
メンタルを整えたり、マインドを高めるやり方はたくさんあります。
 
要するに、
自分の心と思考を、ごきげんな状態にできるかどうか
なのです。
 

ビジネスには不安はつきもの。
悩むことは決して悪いことではありません。
大事なのは、そこからどう気持ちをリセットして、
「じゃあ、どうすればいいか」と考えられるかどうかなのです。
 
特にアラフォー女性は、
メンタルと体調がリンクしていて、
メンタルが弱ると、体調も悪くなりますしね。
逆もまた然り。
 
成功するためには、やはり強い精神力が必要です。
心と思考を整えられることは、ビジネスをするために必要不可欠なのです。
 

 

 

まとめ

 

ビジネスに必要な4つの力というテーマでお伝えしましたが、
商品づくりの力、集客導線をつくる力、言葉と文章で伝える力は、まとめるとマーケティング力となります。

かといって、マーケティング力だけではビジネスって成り立たなくて、土台となるマインドやメンタルもとても重要です。
 
しかも、どの力も自分ひとりで高めるのが難しいので、
ブランディングのプロ、集客のプロ、
セールスコピーのプロ、カウンセリングやコーチングのプロなど、
誰かの力を借りることも必要です。
 
4つの力のうち、ひとつでも欠けたらビジネスは成り立ちません。
 
あなたは、4つの力のうち、どれを持っていて、どれが足りていませんか?

足りていない力を、どうやって高めていますか?
 
この記事を読んで、客観的に
「私にはこの力が足りてないな」と気づいていただけ、
「じゃあ、〇〇をやってみよう」と思っていただけたならうれしいです。

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